Bi-distance

1995
住宅群(11戸)
岐阜県

国際女性の夢づくり住まいづくり設計競技 優秀賞
(審査員長:長谷川逸子)

遠い距離/近い距離

*ストライプ状の敷地
与えられた街区の周囲に道路を巡らせ、その内部を東西方向のストライプ状に切り分ける。
その中央あたりをコートとし、それをはさんで二つの敷地を対面させる。
隣り合うコートを、平面的、立面的に少しずつずらして配置し、パブリックスペースであるコートを人は、通り抜けることができる。
コートは各戸の植栽の海に浮かぶ<いかだ>のようである。

この街区は<外側>に面して、道路・遠くの山々(敷地は高台にある)に開けており、<内側>には、身近に人や自然とのコミニュケーションができるスペースを抱える。
この<外側>と<内側>を結ぶのは各住戸である。

*形態操作
細長い空間を2本のリボンで組み立てる。
1本は駐車場、リビングルーム、ダイニングルーム、へと1直線に奥へと導く壁であり、コミュニケーションゾーンを配列させる。
それと平行に存在するもう1本は、途中1回転し(壁→屋根)、その内部にプライベートゾーンをつくる。
水回りはガラス製のボックスで、<内側>の植栽に浮かんでいるようである。

この住宅は距離感を操作する装置である。