Catastrophe

1992,93 ステージセット
Keiko Fujii Dance Company 公演 <かのん>
New York / リンカーンセンター
芦屋 / ルナホール
尼崎 / アルカイックホール
スチールパイプ(直径10?の円弧)46.7?φ OP+ビニールホース

1993 デザインフォーラム 入選(主催:日本デザインコミッティー)

一瞬の出来事だった。
一見微妙なバランスで釣り合っているように見えるが、実は綿密に計算しつくされていたプログラム。
ところがある1人の人間のミスタッチにより崩壊は始まった。

赤いリングは、すべて跡形もなく、自らを解体していく。
たった1人のささいな出来心なのか、事故か、
あるいは既に予想されていた事件なのか・・・

重力から解き放たれた様に崩壊した断片が空中に舞う。
人間の手を離れた風船のように上昇していった。
そして、静寂があたりを支配する。 空気が澄みわたる。
青空が広がる。
時が止まったように思われた。

やがて、赤い残骸より細胞が一つずつはがれていき、再び、動き始めた。 核を失い、途方に暮れ、 しかし、まだ何かに支配されているかの様に。