Cedar core
2005
ナショナルリビングショールーム箕面
「40代からの住まいの提案」のブース
箕面市
施工:ジーク株式会社
:MHAS.ism
2005/12-26 日経アーキテクチュア 掲載
従来の商品紹介型のブースではなく、3世代3女性建築家による提案型のショールーム。
30代からの提案(長瀬りか+厚秀朗)
40代からの提案(細田みぎわ)
50代からの提案(吉羽裕子)
それぞれのコンセプトでLDK+水廻り空間を設計した。松下電工の商材を使用しているが、3者3様のデザインとなっている。
木と白の家
白いトンネル の中に
ナチュラルな素材感、厚みのある木でできた空間 をはめ込む。
白空間は、
様々な奥行きの生活備品
<TV、収納キャビネット、システムキッチン、冷蔵庫、UB、洗濯機 etc.>
を同一壁面上に並べ、すっきりした生活空間とした。
また、引戸を閉じると、生活備品を隠蔽できる。
つるっとした表層の美しさを内部空間に持つ一方、様々な生活備品の奥行き
サイズは、壁面の外側の表情をつくりだす。
木空間は、
調湿効果の高い杉を使用。
杉の間伐材を集成材にして、パネル化し、床、壁、天井、テーブルを作った。
木の経年変化による味わいは、生活を楽しむ糧となる。
生活の器はシンプルな方がいい。
自然体の生活スタイルを続けたい。
合理的な空間構成を望む。
そんな40代の夫婦と子供たちの家。
杉集成材パネルの空間
北海道の杉を鹿児島の山佐木材で加工、集成材パネルにして現場でセルフビルド
により組立てた、当事務所のシダーシリーズの2作目である。
杉の空間の中には、
主に水回り(WC、洗面所)とホビールーム、ダイニングを入れた。
UBはBOX状であり、UB内部より杉が感じられないため、
また、キッチンは内装制限により、杉が使用できないため、
杉の空間より 、はずすこととした。
杉の間伐材(節あり)を選択した理由は、
・ムクの木ではなく木の小さなパーツ(ここで使用されている杉の間伐材の一片は
長さ1m 巾30mm。)を積層して、加工の自由度の高い木の塊を使い、住空間を
作りたかった。
・杉間伐材の仕上げはとても表情豊かでおもしろい。源平(白太、赤太)と呼ばれ
る杉の素材の色がランダムに配置。
本来、構造体としてつくられた集成材を木の塊で使用することにより、構造体と
仕上材を一体化でき、シンプルな表現になると感じた。
・住宅をつくるにあたって調湿作用のある杉は有効に使われる。
・杉の間伐材の利用が求められている現代社会における提案。
・米松の集成材に比べて、安価で比重が軽い(=施工がしやすい)。
撮影:
絹巻豊