Sun

2007
住宅
兵庫県三田市
木造2F建
施工:ヨリフジ建設株式会社


兵庫県三田市、JR福知山線と平行に走る県道に沿ってある集落の中にこの敷地はある。
360°山並みに囲われた敷地150坪に建つ、田舎暮らしに憧れたサラリーマン共働きの30代の夫婦の住まいである。

・周辺環境と建築の形態
通行量の多い県道を遮断するように壁を建て、南北の水田に大きく開く平面形状とした。
高さ4.2M、幅3.6〜5.2Mの白いボリュームを道路境界線をトレースする様に、への字に曲げて配置し、南に庭を残した。
屋根は、その白いボリュームより浮いて見える。四周の山並みを満喫するためである。また、この細長ボリュームは風通しのよい内部空間を実現した。
2階には、ベッドルーム、書斎、水廻りスペース等のプライベートスペースがあるため、少し高めの腰壁(2FL+1200)を設定し、囲まれながらも外部に開放する空間とした。

・構造と内部の配置
内部には、木の空間が3コある。
その内側の機能は、水廻りなどの配管の必要なもの、ウォークインクローゼットなどの内部を見せたくないものに割りあてた。
仕上げは構造用合板で、ムク板とは違い大判(900×1800)のため、継ぎ目が少なく、流れる様な木の表情が現われる。構造的に必要な耐力壁は、
この木の壁で確保した。

各部屋の特徴
・1F 玄関の土間+離れの様な和室→近所の人を招き入れる空間。外部と内部の中間領域で、眼前の水田に視線が抜ける。
・1F K→木の空間の中にあるが閉じることはなく、常に庭を見渡すことができる。煩雑になりがちなKを、木の空間の中に配置し、モノを露出し
 ない工夫をする一方、視線・動線は開放的に抜ける様に設定した。
・各室 収納→各スペースで<必要な所ある収納>の工夫。


撮影:平井美行  市川かおり